物件を購入しようと検討している方が直面する悩み、戸建てとマンションのどちらを選ぶべきか。
戸建てにもマンションにもメリットとデメリットがあるので、そちらを踏まえつつ解説していきましょう。
戸建てとマンションはどっちを選ぶ?お互いのメリットとは
戸建てとマンションのどっちを選ぶかは、購入する方がどのような生活を希望しているかによっても変わります。
まず立地の面で見てみましょう、建物を建てる際には土地が必要となります。
一般的にはマンションは戸建てよりも建物をより高く、階数を多く建築できるため延床面積を増やし敷地をより有効に活用することができるといえます。
そのため、マンションは容積率の規制が緩い、都心部に多く駅から近くの商業系の用途地域に指定されるエリアなど利便性が高い環境に位置する物件が多くなります。
反対に戸建ては一つ一つのお家の住環境を保つため容積率などの規制が厳しくなる住居系の用途地域に多くなり、郊外に位置する物件が多くなりがちです。
次に資産価値について考えてみましょう、不動産の価値はシンプルに考えると土地と建物の合計といえます。マンションについてもそこに変わりはないのですが合計に占める土地の価値の割合は一般的にはマンションのほうが少ない傾向にあります。
資産価値として考えると、資産価値が年々減っていく建物の割合が少なく、土地の割合を多くもてる戸建てのほうが有利だといえそうですが、マンションでも建物の資産価値が高いままの物件はヴィンテージマンションと呼ばれ存在します。
土地や建物が持つ価値、つまり立地や条件が良い物件であれば、戸建てであろうとマンションであろうと資産価値の違いはそれほど大きくないといえるでしょう。
維持費の面で見ると、どちらも固定資産税が必要なことに関しては同じです。
戸建ての場合は、駐車場代や管理費、修繕積立金などの住宅関連の支出が必要ないことがメリットです。こう考えると同じ建物に住み続けた場合は一般的にはマンションの方が負担が大きくなりそうです。
しかし、建物の維持に関しては戸建ての場合でも10年から15年の周期で修繕を行うための積み立てを自身で行う必要があることは忘れてはいけません。
住環境に関してはどうでしょうか。
戸建ては庭を造れたり、上下や左右の人の音などを気にせずに過ごすことができるというメリットがあります。また戸建てはマンションより窓などの開口部を多く設けることが可能です。ペットを飼育することに制限がかかることもないといえるでしょう。
マンションは、セキュリティ面で優れていることが多く、戸建てには作れないようなジムや展望フロアなどの共有設備が備わっていることもあります。また利便性に優れた立地であることも多く、通勤や買い物にかかる時間を短くすることもできそうです。
戸建てとマンションはどっちが良い?デメリットとは
灘区で考えた場合、人気学校区や駅の近くでは土地の価格が高く、そういった人気エリアを候補から外すと駅から離れてしまうことが多くなりがちです。ですが灘区でよくみられる、小さめの土地に3階建てのお家を建てる狭小住宅などなら駅から近い物件を選ぶことも可能ですし、駅から離れたエリアでも、ダイヤが整備され本数が多いバスを使うことも可能です。
マンションのデメリットは、駅の近くなど利便性の高い場所や人気学校区など条件が良い物件は、中古であっても価値が落ちにくく価格が高いことです。
また部屋の広さも戸建てよりは小さめになってしまうこと、共同住宅であるためせっかくの人気学校区で子育てをする際も周囲に気を遣わなければいけない部分があることが挙げられます。
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