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基準地価発表!そもそも基準地価とは?
9月中旬というのにまだまだ残暑が厳しいこの頃。皆様いかがお過ごしでしょうか。
さて、この時期になりますと紙面上を基準地価という文字が賑わせます。
そもそも基準地価とは何かご存じでしょうか。
3月発表の公示地価、夏の発表の路線価、そして9月には基準地価が発表されます。
夏に発表される路線価は相続税や固定資産税など、主に不動産に関する税金を決めるための指標としての意味合いがあります。
それに対して公示地価と基準地価は『適正な地価の形成に役立てるため』公表しているもので、一般的な土地売買の際の指標や、公共事業の取得価格の基準となっています。
公示地価と基準地価は目的は同じものの、調査主体が国であるか都道府県であるか、調査に際して携わる不動産鑑定士の人数等の違いがあります。
また発表時期が違うのは評価時期が違うためで、1月1日時点での評価とする公示地価、7月1日時点での評価とする基準地価とそれぞれ異なります。
鑑定する土地は、公示地価と基準地価で重複することもあります。
公示地価と鑑定する土地が同じなら、毎年1月1日と、7月1日の年2回鑑定されるため地価の変化がより早くわかります。
あえて同じポイントになっている場所は地価変動に注意が必要なところかもしれません。
神戸市の商業地が3年連続で上昇 住宅地は?
基準地価、神戸市の商業地が3年連続で上昇 県内値上がり率首位は豊岡市城崎基準地価、神戸市の商業地が3年連続で上昇 県内値上がり率首位は豊岡市城崎
https://news.kobekeizai.jp/blog-entry-17672.html
神戸経済ニュース 2024/09/17 16:50配信記事より
記事内で主に取り上げられているのは商業地ですが、住宅地に言及した部分を抜粋してみましょう。
神戸市の住宅地価格は前年比3.2%上昇し、これで12年連続の上昇となりました。昨年の2.4%に比べると上昇ペースが加速しています。神戸市内の全9区で地価が上昇しており、特に人気エリアが注目されています。
最も地価が高かったのは、昨年と同じく東灘区の岡本2丁目で、1平方メートルあたり61万円と前年比2.0%の上昇。一方で、最も上昇率が高かったのは中央区の中山手通6で、前年比7.4%上昇し47万円となりました。続いて、東灘区田中町3が6.8%上昇の44万円、中央区北野3が6.6%上昇という結果でした。
特に今年は、これまで人気だった住宅地での地価上昇が目立っています。経済回復に伴い、富裕層による住宅投資が積極化した影響も考えられます。また、近年のJR摩耶駅の開業や灘区周辺の住宅エリアの見直しも、引き続き地価上昇の要因として注目されています。
今後も神戸市内の住宅地は、引き続き注目を集めそうです。