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賢く住まいを売る

具体的な売却活動に入る前に、条件を整理しよう>

売却活動に入る前にやっておきたいのが、現状把握と条件整理。
これが活動の判断基準となります。
売却活動をスムーズに運ぶためにも家族でしっかり話し合い、明確にしておきましょう。

ここがポイント!

  • ● 家を売りたい理由やそのための条件・スケジュールは描けていますか?
  • ● 売りたい家のローンの残債や預貯金額の把握はできていますか?

家を売りたい理由はなに? 動機を整理し、売却活動に備えましょう

「家を売ろう」と、考える背景には、何かしらの理由があるはずです。「子どもが成長して手狭になったので広い家に住み替えたい」、逆に「子どもが独立したので一戸建てからマンションへ移りたい」、また「もっと通勤に便利な場所に住みたい」・・・etc.その理由は人によってさまざまです。現在の住まいが自分たちのライフスタイルに合わなくなっているのなら、どこに不具合があるのか、そのポイントを整理してみましょう。具体的な“困った”はないけれど、新しい住まいに対する漠然とした憧れがある、というのも立派な動機。その場合は、どんな住まいに魅力を感じるのかを明確にするといいでしょう。

売却活動の本番に入る前に、
①何のために家を売るのか
②住まいを売った先に得たいものはどのようなものか
(例/どんな暮らしがしたいのか、そのためにはどんな家が理想なのか)

について考え、具体的なイメージがついてきたら、今度は少し突っ込んで、住み替え(売却)完了までのおよそのスケジュール(期限)について考えてみましょう。たとえば、子どもの進学に合わせて3月までに新居への引越しを実現させよう、といったように、いつまでにどうしたいか、という具体的な目標を立てると、今すべきことが明確になります。

ローンの残債・預貯金額など、現段階の経済状況を把握しよう" "ローンの残債・預貯金額など、現段階の経済状況を把握しよう

新しい住まいへの具体的なイメージが膨らんできたら、今度はちょっと冷静になって現時点での経済状況を把握してみましょう。まず確認したいのが、売却を考えている住まいのローンが残っているかどうか。残債がある場合は、その額がいくらなのかを把握することも忘れずに。

次に買い替えを考えているなら、そのために使える預貯金はいくらあるのかも洗い出してみましょう。さらに、現在のローンの支払額に余裕があるのかなどを目安に、新しく組むローンの返済額の上限をいくらに設定したらいいのかなども確認します。

ローン残債と買い替えに使える預貯金額が同程度なら、売却分をすべて新しい住まいの購入にまわすことができるので、買い替えは十分可能だと考えられます。しかし、ローンの残債がかなり残っている場合は、買い替えが可能かどうか、一度、金融機関に相談してみることをオススメします。ローンがかなり残っている場合でも、買い替えできるケースは少なくなくありません。あきらめる前に銀行などの専門機関に相談し、情報収集をしましょう。

条件の整理と経済面の現状把握がしっかりできたら、準備完了! STEP2以降はいよいよ具体的な活動に入ります。

知っておきたい豆知識1
売却にかかる諸費用&税金にはどんなものがあるの?

住まいを売る場合でも、さまざまな諸費用はかかります。以下は、売却時に必要になる諸費用&税金の目安です。

  • ● 仲介手数料:ほとんどのケースで発生し、しかも高額になることが多いのが不動産会社に支払う仲介手数料です。仲介手数料の相場は、「売買代金×3%+6万円(消費税別)」が一般的といわれていますが、不動産会社によっても異なるので、媒介契約を結ぶ前に確認しておきましょう。
  • ● 測量費用:地積を確定するための測量費用です。一般的な整形地で高低差もなく、境界標復元の必要もない場合、10万〜20万円程度が相場となっています。
  • ● 抵当権抹消費用:ローンの残債がある場合は抵当権抹消費用が必要です。費用の目安は、抵当権1本につき1万5000円程度が相場です。
  • ●各種税金:売却に伴う利益にかかる所得税や住民税も必要です。細かいところでは、契約書に貼る印紙税(売買金額により異なる)などがあります。
売却額から、諸費用・税金を差し引いた金額が手取り額となるので、不動産会社や管轄の税務署等に問い合わせてあらかじめ必要経費&税金を割り出しておくことが大切です。

【参考】 SUMO 「売却(基礎知識・失敗談) 」